東京都と一口にいっても、ビジネス街・繁華街などの区部、落ち着いた住宅街が広がる市部、伊豆諸島からなる島しょ部まで、様々な顔を持っています。エリアごとに異なる魅力を紹介します。
都会と自然が共存する場所東京は大都会のイメージでしたが、府中市は都会的な部分と自然がバランスよく共存する魅力的な街です。駅前は高層ビルやマンション、お店も多く都会的で買い物や食事に困ることはありません。少し足を延ばせば大國魂神社のような歴史を感じる場所や郷土の森公園など自然豊かな場所も多く、暮らしやすいエリアであることはもちろん、教育環境としても非常に充実しています。また、本校は、創立150周年を迎える伝統校でもあり、地域の皆さんに期待される行事や活動があることも特徴的です。昭和39年の東京オリンピックを機に作られた「わかば鼓笛隊」活動は、地域のシンボルでもあり校外の演奏パレードを通じて子供たちは大きく成長しています。親子代々で通われる家庭も多く、地域の温かさを感じられるのが市部の学校の魅力です。
沖縄県出身
宮里 季那府中市立府中第一小学校
教諭
都心部ならではの魅力渋谷区は東京を代表する繁華街・オフィス街である渋谷を中心に、原宿・表参道・恵比寿・代官山など、日本のシンボルともいえるエリアです。本校は、渋谷駅からも徒歩圏内の高級住宅街・松濤エリアに立地する環境で、赴任当時はどんな子供たちがいるのかと少し身構えていたのですが、実際には人懐っこく素直で学習意欲の高い子供たちが多い印象です。保護者や地域の方に仕事のことを聞き経験する「職業体験」で、IT企業や外資系企業など最先端の様々な仕事に触れることができるのは、渋谷エリアならではの特徴だと感じます。また、渋谷区の英語教育重点校として英語以外の一部教科で英語指導を行っていることもあり、全国から毎週のように視察があるなど注目されたり新しい取組が多いのも都心部の学校で働く魅力です。
東京都出身
橋本 晋作渋谷区立松濤中学校
主幹教諭
大自然の中で充実した暮らし伊豆大島は、右を見れば海、左を見れば山と、自然が豊富で暮らしやすい環境です。私自身、一人目の子供ができた際に子育てに注力したいと、島しょ部の学校公募に応募しました。大島に来て二人目の子供が産まれたのですが、子供たちは自然の中でのびのびと遊びながら成長しているのを実感し、こちらに来て本当によかったと実感しています。私は家族と遊ぶことが多いですが、同僚の先生たちはダイビングや釣り、BBQやランニングなどアクティブに過ごしています。また学校運営面では、地域と学校が密着していることも特徴的です。「地域の郷土芸能を守る」ことを学校の授業と組み合わせた総合的な探究を取り入れたり、日常的に島民の方のご意見をいただく機会も多く、島全体で学校を盛り上げていく環境が整っています。
福島県出身
安野 光祐都立大島高等学校
主任教諭
